永江技術工作所
形彫放電加工機とは、銅やグラファイト等で製作された工具電極を、 ワーク(被工作物)に近づけて放電を発生させて転写加工する、放電加工機です。 放電を適切に制御することで、精度の高い転写加工が可能です。
形彫放電加工の長所は、切削工具では加工が困難な、深い溝部やコーナ部も加工が可能なこと、 非常に硬い難加工材の加工が可能なこと、C軸を回転させながら加工することで、ねじれた形状 を加工できるなど、独特の加工が可能なことです。
形彫放電加工機は金型加工に広く利用されています。 また、医療部品や工具などに使われる難加工材の加工に利用されています。
窯業用金型ダイ板で厚み50ミリをワイヤ加工後、上面を型彫放電で段加工しました。
ホテル等の浴室のコーナーにて使われるタイルの金型。
内装用タイル金型で、面粗度及び平行度を注意しました。この後、表面を磨きます。
ストレートリブ加工で、深さ25ミリ。 材質はSUS304。
歯車ダイ形状をワイヤ放電加工後、ソケット部を型彫り放電加工した。
歯車パンチ(軸)形状及びダイ形状が途中止まりの為、銅電極により放電加工。 材質:SUS304
・段落ち部を型彫り放電にて加工。 ・逃がしテーパー部は角度が厳しく、ヤゲン台に乗せて加工。 (フライス加工でなく、放電/ワイヤに行った。)