永江技術工作所
細穴放電加工機とは、非常に小径の穴を加工することに特化して設計された放電加工機です。穴径にあわせた細長い棒電極・パイプ電極を使い、ワーク(被工作物)に穴を加工します。
細穴放電加工機の長所は、非常に硬い材料にも穴を加工することができること、切削ドリルでは加工出来ない範囲の小径・深穴を加工可能なことです。
細穴放電加工機による、微細穴から一般穴までの加工は、さまざまな先端的なモノづくりの業界で利用されています。
5mmの鉄板にΦ0.5の貫通穴を、ただ放電加工したものです。 実際はΦ0.5の電極を使用してますので、Φ0.6弱になっています。 超硬材への加工も可能です。
タップが折れてしまった時の除去作業です。 細穴放電加工でネジ径に応じて、電極サイズ・加工位置回数を決めてタップ部を放電します。放電後、ピンセット等でタップカスを取り除き、タップでネジ切り直し完成です。
≪ポイント事項≫ １）穴位置の分かる図面 ２）ボルト折れは除去難。 ３）タップが折れた時、ドリルで突いたり、叩き突いたりしない事。
